整形外科でよくある疾患

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打撲

打撲は、強い衝撃のために皮下組織がダメージを受け、内出血が起こった状態です。
通常は湿布を貼り、包帯などで圧迫し固定しておくことで12週間程度で治まっていきます。しかし、関節周辺に打撲傷ができてしまった場合は、関節が動くことによって、痛んだ組織にさらにダメージを与える可能性があります。ご自分で治療をして放置すると長引いてしまい、後遺症として遺るケースもありますので、当院までご相談ください。

捻挫・靭帯損傷

スポーツや歩行中に転倒したりつまずいたりして足や膝をひねったり、手首をひねったりすることで靱帯や筋肉、関節包などが損傷するのが捻挫です。
軽い捻挫であれば、痛めた部分を安静にし、湿布などによって冷やし、患部をテーピングやサポーターなどでしっかりと圧迫固定します。痛みや腫れが強い場合には、靱帯などの内部組織を損傷している可能性もありますので、できる限り早いうちに当院までご相談ください。

肉離れ

スポーツ中や、生活の中で急激に足などに力がかかる動作をしたとき、ふくらはぎの中央部分や太ももなどに痛みを感じ、腫れや内出血が起こることがあります。また、その後体重がかかる動作をしたときには激痛を感じるといった状態が続くことがあります。これは、急激な動作によって筋膜や筋肉組織が傷ついたり、重い場合には断裂してしまったりしているためです。
治療としては、筋肉に起こった傷害の程度によって、サポーターでの補助やギプスによる固定、リハビリテーションなどを行います。
放置してしまうと、最悪の場合歩行困難になってしまうこともありますので、早めに受診して適切な治療を受けてください。

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

肩関節の周辺で炎症が起こり、腕を上げることができない、寝ていても痛んで眠れないなどの症状がでます。4050代ぐらい多いことから、四十肩や五十肩と言われます。放置すると肩関節の可動域が狭まってまったく腕が上げられなくなってしまうこともあります。歳のせいなどといって放置することなく、適切な治療を受け、リハビリテーションを行うようにしましょう。

頚椎症

頚椎症の原因は、過労や加齢なども多いですが、最近はうつむきの姿勢でスマホを見続ける時間が長くなり、若年層の中にも頸椎症の症状を訴える方が増えてきています。
症状としては、首筋から背中に痛みや張りが生じ、肩こりと似た状態になります。また頸椎を通っている神経に障害が起こると神経根症となり、手足に痺れや麻痺が生じることもあります。
治療は、消炎鎮痛剤の内服、注射などを行い、リハビリテーションも検討します。

坐骨神経痛・腰椎椎間板ヘルニア

坐骨神経は、腰から膝にかけて伸びている末梢神経の一つで、何らかの理由で圧迫されたり傷ついたりして、腰から足先にかけてしびれや痛みが生じるのが坐骨神経痛です。坐骨神経痛はひとつの病気ではなく、色々な病気が坐骨神経痛の症状を出すのですが、例えば、腰部の椎間板が痛む椎間板ヘルニア、脊柱管の神経が通る経路が狭くなって神経が圧迫される腰部脊柱管狭窄症などが原因として考えられます。
症状が進行すると歩行に障害が起こり、排尿異常が起こることもあります。排尿異常が起こることもあります。腰から足にかけてぴりぴりしたしびれに気づいたら、お早めに当院までご来院ください。

腰痛

大部分の腰痛は、筋膜性腰痛症、腰椎分離症、変形性腰椎症、腰椎すべり症など腰の骨や筋肉に由来するものですが、中には内臓疾患や婦人科疾患、精神的なストレスなど腰以外に起因するものもあります。
治療は、原因によって様々のため、腰痛の原因をしっかりと見極める必要があります。
年をとったから、疲れたからと我慢してしまわずに、適切な治療を受けるようにしましょう。

腱鞘炎

腱鞘炎になると、指や手首を動かす際にひっかかったり痛みを覚えたりすることがあります。手首の親指側が痛むドケルバン病や指の付け根がひっかかって痛むばね指などが腱鞘炎に含まれます。
適切な治療を受けないと指が曲がったまま動かなくなったりすることもありますので、お早めにご相談ください。

痛風

痛風は肝臓で作られる代謝物のひとつである尿酸が血液中に増えすぎて、だんだんと結晶化して足の親指のつけ根、膝関節などに溜まり激しい痛みを起こす疾患です。痛みは、しばらくすると治まっていきますが、尿酸が増えた状態が治ったわけではなく、そのまま放置することによって関節が傷ついてしまったり、腎臓などの臓器に合併症を起こしたりすることもあります。
治療としては、痛みを和らげる薬や血中の尿酸値を下げるための薬物療法や食事療法などを行いますが、合併症を起こさないよう、早めに治療を開始することが大切です。

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